思いつきで人形の帽子を作ってみたら、意外とうまくいった

昔の私は、思いついたらすぐ手を動かすタイプでした。
深く考えずに始めて、失敗しても「まあいっか」で済ませられる。

でも最近は違います。

やる前から
「失敗したらどうしよう」
「直せなかったら無駄になるかも」
そんな考えが頭に浮かんで、
行動する前に立ち止まってしまうことが増えました。

考えすぎて、何もできない日。
一日が終わるころに「今日も何もできなかったな」と感じる日もあります。

思いつきで人形の帽子を作ってみた

そんな日が続いていたある日、
ふと「人形の帽子を作ってみようかな」と思いました。

ちゃんとした型紙もありません。
人形に当てながら、大雑把に形をとって、
布を縫い合わせてみただけ。

途中で
「これ、短くなりそうだな…」
と少し不安になりながらも、そのまま進めました。

完成してみると、やっぱり少し短い。
短くしたい部分は長い。

「あ、やっぱり失敗したかも」と思いました。

母の一言で気持ちが軽くなった

そのあと、母と電話で話しながら、
作りかけの帽子の写真を送ってみました。

すると母が一言。

「長い部分にゴムを入れて、縮むようにしたら?」

試してみると、意外と大丈夫。
長い部分が縮みました。

意外と取り返しはつく

作る前の私は、
「短くなったら終わり」
「失敗したら修正できない」
そんなふうに思い込んでいました。

でも実際は、
あとからできる工夫もあって、
失敗だと思っていたことも、ちゃんと形になりました。
失敗そのものより、
「失敗したらもう取り返しがつかない」と
思い込んでいた気持ちのほうが
私を動けなくしていたのかもしれません。

即興で作る楽しさを思い出した

完璧じゃない帽子。
でも、思いついて作って、失敗して、直して。
顔まわりの短い部分も味わいがあってかわいく見えてきました。

その一連の流れが
久しぶりに楽しかったです。

動く前に考えすぎてしまうけれど、
思いつきで手を動かしても、
案外どうにかなることもある。

そんなことを小さな人形の帽子が教えてくれました。

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